格安キャリアを分析する~exciteモバイル編~
- 大樹 萩原
- 2020年7月3日
- 読了時間: 4分
今回の記事ではexciteモバイルについて取り上げます。格安キャリアとしては珍しく従量プランを採用することにより工夫次第で大幅なコストダウンも実現可能な事業者であることが特徴です。
料金体系
特徴的な3つのコースが用意されており、でんわパックプランは音声通話SIM機能込みで0037ダイヤラーアプリを利用するか、相手の電話番号の前に0037692をつけ足して通話するとエキモバでんわ扱いとなりLプラン以外は所定の分数無料となるメリットがプラスされた従量制も選べるし定額コースも存在するプランとなっています。注意点として
でんわパックプランと従量制プラン/定額プランへの行き来が行えない
利用開始日から12ヵ月以内の解約で9500円の途中解除料が発生する
この点があげられますので覚えておいてください。
2つ目の表に記載した従量制プランと定額プランは特徴としてきめ細やかな段階設定がなされているのと、3枚コースの存在により3枚合計でデータ容量の消費を抑えると非常に安価な金額で済ませることも可能な工夫が可能な点が挙げられます。注意点として
音声通話SIMのみ利用開始日から12ヵ月以内の解約は9500円の途中解除料が発生する
データ通信SIMには最低利用期間なし
上記の点があげられますので覚えておいてください。
通信品質
exciteモバイルはIIJの提供するdocomo回線を利用してサービスを提供しており、現状auやSoftbank回線の提供はございません。docomo回線を利用する事業者の共通の注意点として混雑時(特に12時~13時)の通信は気を付けてください。この時間帯は母体となるdocomoユーザーの契約回線の多さとdocomo回線を卸してもらって利用している事業者の多さが相まってwi-fiなしでは場所によっては動画視聴や電子書籍閲覧、ゲームアプリなどの利用に支障がでる恐れがあります。
サポート体制
exciteモバイルは手続き可能な家電量販店や実店舗を構えずサービスを提供しているため、すべての手続きがWEB申込となるので注意が必要です。
端末補償
月500円で提供
exciteモバイルの端末補償はexciteモバイルで端末を購入する際のみ同時加入が可能な補償となっており、他キャリア端末・SIMフリーは対象外となっていますので持ち込み端末を利用する方は注意してください。要点といたしましては
1年間で2回まで利用可能
1度の修理・交換費用は利用機種により異なり4000円~9000円
費用の支払いは交換端末受け取り時に代金引換での支払い
盗難・紛失は対象外
データのバックアップはユーザー自身で行う必要がある
途中解約時は日割計算不可
上記の点が挙げられるので注意してください。なおSIMフリーのiPhoneを購入して契約しようとされる場合は購入時にapplecare+に加入することも可能です。applecare+は購入と同時かもしくは購入後30日以内に
applestoreへ持ち込み所定の検査をパスする
onlineで所定の検査をパスする
テクニカルサポートに相談して検査をパスする
事で2年分の費用をまとめて払う一括契約で加入出来ます。勿体ないということで加入せず30日経過した方は残念ながらお手元の端末では加入出来ませんが、加入した方ならキャリアを渡り歩いても補償は2年経つまで残ります。
破損、水没時の修理対応については
破損のみ 3400円+税
水没及びapple社の基準により交換が必要と判断された場合11800円
の費用で対応してもらえます。別途盗難紛失OPも加入することで盗難紛失時に見つからない場合は
iphoneを探すの設定を盗難紛失前から常に有効にしておくこと
盗難及び紛失中の端末がユーザーのApple IDと関連付けてあること
上記の点を満たしていれば11800円+税でリフレッシュ品を送ってもらえます。applecare+全体を通しての注意点は
補償購入後2年のみで再延長はなし
修理、盗難紛失時の補償込みで2年間で2回まで
となります。補償終了後は全て実費負担や買い直しとなるので注意してください。
その他オプション
上記リンク先から確認できるオプションの中には魅力的なオプションはございませんでした。純粋に料金面で充分他社対抗が可能な事業者だからこそ最低限のオプション提供なのかもしれません。
いかがでしたでしょうか?ユーザーの創意工夫次第では他社では実現できない価格で利用することも可能な事業者であるといえますし、エリア面でいってもdocomo回線は対応地域がものすごく広いので大体の場所で問題なく通信が行える品質面の信頼性も兼ね備えています。この記事を皆様のご検討の際の参考にして頂ければ幸いです。

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